儲かるWEBサービスのネタの種

It were not best that we should all think alike; it is difference of opinion that makes horseraces.

にゃんこ大戦争の次に流行るのは『ねこ戦争2』!?

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前回記事
を更新して以降も引き続きにゃんこ大戦争は堅調の模様で相変わらずトップセールスの20位~30位をウロウロしています。運用コストがほとんど掛かっていない事を考えると非常に利益率の高いアプリだと思うので羨ましい限りです。そんな「にゃんこ大戦争」の二匹目のどじょうを狙った訳ではないかもしれませんが、「にゃんこ大戦争」同様タワーディフェンス系かつモチーフが犬猫というアプリがリリースされました。その名も『ねこ戦争2』す。
※最近ありがちな1作目だけど「2」って訳ではなく1作目も存在します。

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まだシッカリやり込めてはいないんですが、小一時間触ってみた感じシッカリ創りこまれてるし悪いアプリではなさそうです。

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というかスクリーンショットの画像を見て頂ければ少しは伝わるかと思いますが、完成度は非常に高いイイアプリだと思います。

ただ毎度タイトルに書いといてアレなんですが、ややゲーム性が複雑すぎるのと、それにも関わらずチュートリアルが(カナリ)雑な事から「にゃんこ大戦争」ほど流行ることはなさそうですというか一般受けするつくりのアプリでもないので流行らないでしょう。
今回はちょっとタイムリーな感じのアプリだったので取り上げてみた次第です
(※因みに現在AppStoreのトップ無料ランキングをジワジワ上がってきていて、今は200位台にいます。見栄えもいいのでもっとランキングは上がると思います)。


謎の「ソリティア」ブーム到来!?

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昨日AppStoreのトップ無料ランキング100位以内をボーっと眺めていたところ、2つも「ソリティア」のアプリがあった上に、片方はパッと見たいしてクオリティの高くないアプリだったので、(自分が気にして見てなかっただけかも知れませんが)チョット違和感を感じたので少し調べてみました。

トップ無料ランキング100位以内には「ソリティア!」と「ソリティアV」の2アプリがランクインしていました。この2アプリを100位以内で見かけた覚えがなかったので、最近のランキング推移を追ってみました。


ソリティア! のランキング推移】

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ソリティアVのランキング推移】

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結論、どちらのアプリもそれまでは完全にランク圏外だったにも関わらず、昨日今日の間で不自然なまでに急上昇しています。

正直「ソリティアV」は元々流行った事のあるアプリ(累計200万DL)ですし、人気になるのは理解出来なくはないですが、「ソリティア!」の方はアプリのクオリティ的にも急上昇しているのが解せないなと感じています。何よりランキングの急上昇っぷりが異常なので、(ちょっと調査不足で把握していないのですが)、何かのリワード広告のテストアプリとして利用された可能性もありうるのかなと考えています。

もちろん「ソリティア」というゲームそのものが、テレビ番組か何かの影響で急に流行りだした可能性もなくはないですが、それにしてもランキングの上がり幅が異常ですし、現実的に可能性は薄いかなと考えています。因みに、参考までにYahoo!mobageを調べてみたところ、ここ3週連続で『ソリティア BATTLE ROYAL β』というゲームがYahoo!mobage週間総合ランキングの5位以内にランクインしていたので、静かな「ソリティア」ブームが来ている可能性はあながち否定できないのかな、と思います。もちろん上記の2アプリのランキングが急上昇しているのとは関係無いと思いますが…。

もうちょっと調べて何か分かればまた記事にします。何かご存じの方がいれば是非教えてください(コメントでもtwitter経由でもOKです)。

 

 

 

【衝撃発表】パズドラがWiiで発売される!?

今日公開された以下のインタビュー記事でシレッと家庭用ゲーム機での発売について言及されています(※Wiiって書いたのは釣りです。でも出すとしたらWiiか3DSとかではないかなーと思ったので)。
(追記:どうやらVitaで出す可能性が高いんじゃないか説が有力っぽいとの噂を聞きました。コンシューマゲーム業界は疎いのでチョットよく分かりませんが…。)

「パズドラ」大ヒットの真相~ガンホー森下社長が語った開発の裏側(上)~

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これ自分が知らなかっただけで、どこかで発表されている情報なんでしたっけ?
何かご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂けると嬉しいです。

実際のところ、家庭用ゲーム機への投入はどれだけ売れても天井が見えていますので、コスト面も含めて考えると収益目的というよりは更なる認知度の拡大IP化に向けたブランディング戦略の一部といったところでしょうか。


続『改めて「ユーザー目線」の重要さを考える~クックパッドのアップデート時におけるレビュー悪化に学ぶ~』


この記事は、先日書いた下の記事の続編です。
ありがたい事に下の記事は多くの人に読んで頂く事ができ、たくさんのご意見を頂きました。そういった意見を頂く内に、もう少し書きたいことが出てきたので記事を書くことにしました。

改めて「ユーザー目線」の重要さを考える~クックパッドのアップデート時におけるレビュー悪化に学ぶ~

先日の記事の反響として多かったのは、「UIを変えたら既存ユーザーが騒ぎ出すのは当然。時間をかけて慣れてもらうしかない。」とか「レビューに一喜一憂するんじゃなくて、ちゃんとKPI見て判断するべき」といった、UI改変時にレビュー欄に書かれるネガティブ反応を仕方がないとする意見でした。そういった意見に全面的に反論する気はありませんし、むしろ普通の反応だとすら思います。けれど、上記のような考え方が個人的に好きじゃないです。そういう考えの人が、いいものづくりができるとはあんまり思いたくないなって思ってます。

もちろん上のような意見は一理ありますし、部分的には自分も同意見です。自分たちが『ユーザー目線』で考えた本当にいいUIなのであれば、一時的な反応に一喜一憂することなく、KPIをしっかり把握しながら、新UIの良さをユーザーに啓蒙していく努力をするべきだと私も考えます。とはいえそういった「レビュー欄」を荒らす意見も含めて『ユーザー目線』を、もうちょっと大事にすべきじゃないかって話です。

レビュー欄は、新規ユーザーがアプリを見定めるためにみるものです。新規にアプリをダウンロードしてくれるユーザーの中にはレビューを見る人達はたくさんいると思います。その時にレビューが荒れていたとしたら、せっかくアプリをダウンロードしようと思ってくれたユーザーを失ってしまうかもしれません。そういった新たなユーザーの事も考えて、レビュー欄が荒れない工夫をする、というのも大事な『ユーザー目線』だと思います。(※UI改変をしないって意味ではありません)

また、「KPIだけみて判断すべき」という意見もおかしいとは思いませんが、ちょっと違うのかなって思います。KPIは、あくまでユーザーの反応を客観的かつ的確に捉えられる可能性の高い数値指標であって、それが全てを物語ってるわけではありません。仮に一時の感情に任せた短絡的な書き込みだったとしても紛れもないユーザーの反応であるレビューがそれ(=KPI)に劣るとは思わないというのが個人的な意見です。

レビューを書いてくれてるユーザーはサービスを使ってくれている上に、手間をかけてまでレビューを書いてくれている貴重なユーザーです。その貴重なユーザーの大切な意見に一喜一憂するぐらいのほうが、『ユーザー目線』のいいものづくりができるんじゃないかなって思います。というかそうだとイイなって思います。

なんか感情論のつまんない記事になってしまいましたが、書いておきたかったので書きました。今後はもう少しマシな読みがいのある記事を書ければと考えていますので、引き続きこのブログをよろしくお願い致します。

 

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GREEがまたまた『迷走中!?』~「踊り子クリノッペ」のアニメ化という施策の意図を勝手に妄想してみる~

最近、世間でネガティブイメージが先行気味のGREEですが、パッと聞いただけだと『迷走』しているとも受け取られかねない動きをみせているのですが、一体どういった戦略にもとづいた施策なのかについて自分なりに考えてみます。

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グリー、『踊り子クリノッペ』のTVアニメの制作を決定…関連グッズの販売も開始

何も考えずにこのニュースを聞くと「えっ…(・_・;)」ってなりますよね?
語弊を恐れずに言えばクリノッペが流行っていたと言える時期はとっくに過ぎ去っていますし、現在アニメ放映中のドリランドと違いアニメにするようなストーリー性のある作品でもないので、アニメそのものを流行るとは考えづらいです。

そんな中でなぜGREEがこのような施策をうってきているのかを考えると、マスメディアへの露出をキッカケにGREEのユーザーを呼び戻す施策なんだなという事は容易に想像がつきます。しかし、引っ掛かるのは、なぜ今更「クリノッペ」なのかという事です。私なりに考えると、ガラケー時代に一世を風靡し大量の女性ユーザーを抱えていたクリノッペは、今のGREEに残っていないユーザーを大量に抱えていた、という意味で、元ユーザーを呼び戻したいゲームの候補として最適だったのだと推測出来ます。その考えを前提に妄想を進めると、GREEは恐らくクリノッペそのものを再度流行らせようとしている訳ではなく、クリノッペを帰ってくる受け口とした上で、クリノッペ内に他の主力アプリや注力アプリへ誘導する導線を多数用意することで、クリノッペ自体も導線の一部としてGREEへのカムバック施策を行いたいんじゃないかなと考えられます。


まぁ仮に上記の妄想があっていたとして、「本当にクリノッペが受け口のアプリとして適切なのか」、「マスに露出する対象として適切なのか」、などには議論の余地がある為、GREEが『迷走していない』とは言い切れませんが、なんだかんだ強かな会社ですので、何らかの構想に基づいて戦略的に動いてきてるのは間違いなさそうです。今後のGREEの動きには引き続き要注目です。

 

KDDI:『GREEはもうダメだ、DeNAと組もう』

タイトルは釣りですが、あながち冗談でもない感じです。

KDDI:保有するグリー株の半数売却へ、発行済みの3.4%


ご存じの方も多いとは思いますが上記の通り、KDDIGREEの株を売却しました。こういうケースは普通、KDDI側からGREE側に事前に打診があった上で、GREE側で自社株買いをするなり、別の買い手を探すなりの対応を考える、というのが一般的だと思うのですが、今回はそういった雰囲気もなさそうだったので結構驚きのニュースでした。
タイミング的にもGREEは明るいニュースより暗いニュースが多く、パズドラに時価総額で抜かれるといった事件もありつつ、といったタイミングだったのでKDDIも残酷な事するなーと思っていたのですが、そんな矢先に下記のニュースが飛び込んできました。

DeNA、ネットショッピング事業でKDDIと関係強化

DeNA、「auショッピングモール」をモバオクに承継…EC事業でKDDIとの連携強化

DeNA、auショッピングモールを37億円でモバオクに承継 ― KDDIと関係強化へ

誰しもが「今後こういった動きを強めていく為の動きなのかもなー」と感じてしまいますよね、まぁGREEとは離れていくんでしょう。KDDIはこういった流れに加えて、下記のように動きの量をカナリ増やしてきてるので引き続き要注目です。

【速報】KDDIが「iPhone5」を値下げキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!


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『ブースト広告』について少しだけ考える~「にゃんこ大戦争」がAppStoreのトップ無料ランキング1位~

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先日記事でも取り上げたにゃんこ大戦争」がAppStoreのトップ無料ランキング1位まで上がってます。もちろん友達招待キャンペーンやら、アドネットワークやら、細かいマーケティング施策も功を奏したのかもしれませんが、基本的には「ブースト」と呼ばれる広告の影響でしょう。

この「にゃんこ大戦争」、AppStoreのトップ無料ランキング1位に入ってから既に数時間以上が経過していますが、トップセールスのランキングは微動だにしてません。これは(当たり前かもしれませんが)そもそもDLと課金が直結する数字ではないという理由と、「にゃんこ大戦争」がゲーム開始から課金したくなるまでの道程が比較的長めだから、という2つの理由が影響しているのだと思われます。ですので、ここから1週間くらいの「にゃんこ大戦争」のAppStoreのトップセールスのランキングには要注目だったりします。

因みに今回の記事で書きたいのはそんな事ではなく、「にゃんこ大戦争」も用いた、ブーストという広告手法について自分なりの意見です(需要は全くないと思いますが…)。興味のある方だけでいいのでお付き合い頂ければ幸いです。

ブースト広告とは簡単に言うと「このアプリダウンロードしてくれたら、イイもの(Amazon券、itunesポイントなど)あげるよ」ってキャンペーンを期間限定とかで行うメディアを利用して短時間にダウンロードを集中させ、AppStoreのランキングを急浮上させるという広告手法です。ブースト広告は、2011年後半から2012年前半にかけて非常に流行りました。「ランキングを一気にそして確実に上げられる」という訴求が広告出稿側のデベロッパーに刺さったからか今より単価も高く、お金を持ってるデベロッパーはこぞってブースト合戦をしていました。

しかし最近はデベロッパーも「とりあえずランキングを上げるだけでは儲からない」という事に気付き始め、ブーストを利用するデベロッパーは減ってきているようです。広告出稿側は以前に比べカナリ合理的な考え方に基づいてアプリのマーケティングを行うようになってきているので、このままいくとブースト広告の市場規模はどんどん小さくなっていくでしょう。

 

けっきょく何が言いたいのかといいますと、ここ2年くらいほとんど形を変えずにきた「ブースト広告」も、そろそろ形を変えないと広告商品として厳しいのではないか、という事です。

「広告出稿側にとってもユーザーにとってもより価値のある在り方」を考えたブースト広告メディアをどこかの会社が現れる事を期待しつつ、どこもつくらないんだったら自分でつくってしまおうかなと妄想したりしつつ、今日も仕事に向かいます(笑)

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