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It were not best that we should all think alike; it is difference of opinion that makes horseraces.

パズドラの売上がヤバいと話題になってるが、売上から考えてみるとARPPUなどの数値も相当ヤバい件

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パズドラの売上がヤバいヤバいとソーシャル上で大騒ぎされています。こんな記事こんな記事も書かれてますし、株価も凄いことになりそうです。
ただ、タイトルにも書きましたが、数字を“浅く”掘り下げてみるとARPPU(Average Revenue Per Payed Use)などの値も相当異常な数字な事に気付きます。
※まぁ売上が異常なので当たり前といえば当たり前ですが…

 

勝手にパズドラの売上を 60億 と仮定して話を始めます。
800万ダウンロード から適当に類推すると

 

MAU:500万人 
※こんなにいない気もするけど、これくらいいないとARPUや他の数字が説明できない数字になってしまいます…という事はやっぱこれくらいはいるのかなと考えてます。


この時点で

ARPU:1,200円 

という驚愕の値が算出できます。
MAUがもう少し少ないと考えると、もっと高いARPUって事になります(笑)

 

ここからもただの推測ですが
課金ユーザー数:100万人 
課金率20%とか異常な値だとは思いますが、これくらい課金ユーザーがいないとARPPUが相当おかしな事になってしまいます。


上記から計算すると
ARPPU:6,000円 
仮に上で20%と読んだ課金率がもし10%だとするとARPPUは12,000円て事になります…もはや笑えない数字です…。


みんなパズドラのゲームの雰囲気からカードバトル系のソシャゲより課金が緩いと考えがちですが、相当多くの人がのめり込んでるとしか思えない数字です…。

営業利益率の高さも含め、ガンホーのモバイルコンシューマ事業はヤバいなと再認識させられるニュースでした。

 

パズドラが絶好調な数字を叩き出して業界が沸いている今だからこそプラットフォーム向けに面白いゲームを創るべき…かもしれないって話

昨日UPした記事を非常に多くの方に読んで頂いたみたいで少し驚いています。今日だけの異常値だとは思いますが、お陰様で2万PV/日を超えるくらいになってます。引き続きこのブログを読んで頂けると嬉しいです。
※PVの少ないこの記事とかこの記事とか読んでくれると更に嬉しいです。 

 

何が言いたいかというと基本的にはタイトルの通りです。今回のガンホーの数字を見て、プラットフォームに載せないネイティブアプリに力を入れようと思うSAPは少なくないはずです。それぐらい業界は色めき立ってます。
だから逆張りした方が儲かるんじゃないですかっていう中2病的な話です(笑)。
プラットフォーム上のゲームが儲かってないならまだしも、SAP大手が充分稼げている訳で、パズドラの影響もあってそういったプラットフォーム向けのゲームが軽視されるかもしれないタイミングなのであれば、逆に、プラットフォーム向けのブラウザゲームに前体重を乗っけた方が稼げる可能性は高いんじゃないかなと。GREEMobageは勿論のこと、第3のゲームプラットフォームを目指しているであろうmixiやLINE、Ameba、ブシモ、mobcastといったプラットフォームのNo1SAPを目指すってのもアリなんじゃないかなーと思います。

 

因みに本来、上記の議論をちゃんとする為には、「プラットフォームに載せるか否か」「ネイティブアプリかブラウザか」という2つの議論をしなくてはいけないです。けど今回はそれは置いといて、あくまで逆張り戦略をとるべきタイミングなんじゃないのかって話をしてます。
まとめると、パズドラみたいな『プラットフォームに載せないネイティブアプリ』が盛り上がってるなら、むしろ逆張り戦略でこれまでも王道だった『プラットフォームに載せるブラウザアプリ』を徹底的に頑張ればいいんじゃないかなって結論です。
「プラットフォームに載せるか否か」と「ネイティブアプリかブラウザか」に関しては後日別記事としてまとめたいなーとは思ってます。

※プラットフォームのいいところとプラットフォームに載せないネイティブアプリのいいところの両方をバランス良くうまく両立している、『単車の虎』みたいなアプリも存在してるので考察してみたいと思ってます。