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GREEがまたまた『迷走中!?』~「踊り子クリノッペ」のアニメ化という施策の意図を勝手に妄想してみる~

最近、世間でネガティブイメージが先行気味のGREEですが、パッと聞いただけだと『迷走』しているとも受け取られかねない動きをみせているのですが、一体どういった戦略にもとづいた施策なのかについて自分なりに考えてみます。

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グリー、『踊り子クリノッペ』のTVアニメの制作を決定…関連グッズの販売も開始

何も考えずにこのニュースを聞くと「えっ…(・_・;)」ってなりますよね?
語弊を恐れずに言えばクリノッペが流行っていたと言える時期はとっくに過ぎ去っていますし、現在アニメ放映中のドリランドと違いアニメにするようなストーリー性のある作品でもないので、アニメそのものを流行るとは考えづらいです。

そんな中でなぜGREEがこのような施策をうってきているのかを考えると、マスメディアへの露出をキッカケにGREEのユーザーを呼び戻す施策なんだなという事は容易に想像がつきます。しかし、引っ掛かるのは、なぜ今更「クリノッペ」なのかという事です。私なりに考えると、ガラケー時代に一世を風靡し大量の女性ユーザーを抱えていたクリノッペは、今のGREEに残っていないユーザーを大量に抱えていた、という意味で、元ユーザーを呼び戻したいゲームの候補として最適だったのだと推測出来ます。その考えを前提に妄想を進めると、GREEは恐らくクリノッペそのものを再度流行らせようとしている訳ではなく、クリノッペを帰ってくる受け口とした上で、クリノッペ内に他の主力アプリや注力アプリへ誘導する導線を多数用意することで、クリノッペ自体も導線の一部としてGREEへのカムバック施策を行いたいんじゃないかなと考えられます。


まぁ仮に上記の妄想があっていたとして、「本当にクリノッペが受け口のアプリとして適切なのか」、「マスに露出する対象として適切なのか」、などには議論の余地がある為、GREEが『迷走していない』とは言い切れませんが、なんだかんだ強かな会社ですので、何らかの構想に基づいて戦略的に動いてきてるのは間違いなさそうです。今後のGREEの動きには引き続き要注目です。