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It were not best that we should all think alike; it is difference of opinion that makes horseraces.

GREEがMobageに勝つ為には~決算資料から読み解くGREEの対Mobage戦略~

GREEの決算が発表されました。

第2四半期(2012年7~12月期)の連結決算
売上高773億円(前年同期比7.5%増)
営業利益300億円(同23.4%減)
経常利益315億円(同19.0%減)
四半期純利益181億円(同18.3%減)

 

また通期の連結業績予想に関しては下方修正しており
売上高1600~1700億円(前回予想1950~2050億円)
営業利益500~600億円(同740~840億円)
経常利益500~600億円(同740~840億円)
当期純利益310~370億円(同460~520億円)
としています。

 

この発表をみれば最近顕著になってきたGREEMobageの“差”は一目瞭然です。GREEが、この差を埋め、そしてひっくり返す為に、今後どのような戦略をとっていくのかを決算発表資料から読み解いていきたいと思います。
彼らの国内における事業は下記の表にもある通り大きく4つに分類できるので、この分類別に彼らの戦略を対Mobageという観点から考えていきます。

f:id:Projetista:20130212161802j:plain



まずはソーシャルゲーム(ブラウザ)』事業に関して
ひとことで言うとMobageがやっていてGREEがやっていないことを全部やる」、その上で「大型IPで差別化する」、という2つの事を徹底的にやる、というのが彼らの今後の闘い方になるでしょう。現状、このジャンルにおいてはMobageも必ずしも中期的な展望が見えているとは言えず、既存の人気ゲームで既存のユーザーに対して少しでも売上を上げる為に徹底的に売りつつ、マス広告で新規ユーザーを掻き集める、というベタな戦略をとっています。それに対して既存のゲームで少なからず負けているGREEが出来る事は、まずベースの売上の差を埋めるためにMobageがやっていてGREEがやっていないことを全部やる」、その上で只の二番煎じにならないよう独占契約の「大型IPで差別化する」というシンプルな戦略になってくるかと思われます。なので、今後はそれMobageにあったよねってコンテンツが今まで以上に増えてくる事が予想されます。

次にソーシャルゲーム(ネイティブ)』事業に関して
ここがGREEMobageに勝る為の戦略の肝になってくる可能性が高い事業です。基本的にGREEはこの事業領域においては、MMOやFPS系のゲームなどを昨年から投入しておりMobageとの差別化ができているので、「今までどおりMMOやFPS系のゲームアプリリリースし続ける」という戦略をとりつつ「新たなネイティブアプリの勝ちパターンを創る」というチャレンジをしていく事になるかと思われます。また、説明が遅くなりましたが、なぜこの分野がGREEMobageに勝つ為に重要なジャンルなのかというと理由は「そもそもMobageがネイティブアプリに関してはうまく立ち回れていない事」そして「スマホの普及に伴いスマホユーザーのリテラシーが底上げされ、ネイティブアプリ市場が伸びてきており、今後も益々伸びてくると考えられる事」の2つが挙げられます。

3つ目は『プラットフォーム』事業に関して
このジャンルに関しては当たり前ですが新規のユーザーの獲得が非常に重要になってきます。その為に大事な事は「既存のゲームユーザー以外の非ゲームユーザーを如何ににして獲得するか」なので、彼らはその為にとにかく外部からユーザーを引っ張りつつ、そういった非ゲームユーザーが楽しめるコンテンツや機能を用意する必要があります。まとめると凄くシンプルな言い方になってしまいますが「非ゲームユーザーを受け入れられるコンテンツの拡充と、非ゲームユーザーを獲得するための他メディアとの連携というところでしょうか。対Mobageという意味では上記戦略をいかにMobageより早くやるか、という点が重要になってきそうです。


最後に『新規事業』ですが
上に書いた非ゲームユーザーの獲得というところと密接な関係にあるのですが、非ゲームユーザーを獲得する為の新規事業、例えば「便利なツールだったりを開発してGREEに非ゲームユーザーを招き入れる」というのが安直ですが効果的な戦略だと思われます。理想はLINE的なモンスターアプリを創ることです(笑)。このジャンルに関してはもう少し様子を見ないとチョット分かんないですね。

以上、GREEが今後Mobageに勝つためにどう動いているか&動くべきかを勝手に論じてきました。ポイントは再三述べてますが「ネイティブアプリ市場でどう勝つか」なのかなと感じています。ご意見ご感想はもちろん異論があれば受け付けますので、ぜひコメントください。