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It were not best that we should all think alike; it is difference of opinion that makes horseraces.

コロプラの新戦略『黒猫戦略』!!? ~Kuma the Bear戦略に関する続報とか~


以前書いたこの記事への流入が結構伸びてます。恐らく個人投資家などの株をやってる方々が少しでも多くの判断材料を探している過程で読んでくださっているのではなないかと推察しています。
地味な規模ですがせっかくPVも増えてきているので前回の記事の続編を書いておくことにします。

もともと個人的には懐疑的にみていたKuma the Bear戦略ですが、やはり今まで通りのやり方ではうまくいかないのか、少し戦略が進化しています。

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具体的な話は、上に載せたのスライドを見てもらえれば分かりますが、これまで通りのKuma the Bearアプリの開発を止め、「よりライトなKuma the Bearアプリの開発」と「(クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズのような)よりリッチ&高ARPUなネイティブゲームアプリの開発」を並行させる方針にするようです。


まぁ言ってしまえば、今のまんまじゃKuma the Bearアプリは流行らない≒コロプラアプリのMAUは下がる一方なので、今のAppStoreのトレンドでもある超カジュアルライトゲーム(個人デベロッパーやGoodiaなどが出してるようなゲーム)を出してDAUを稼ごう、そして、カードバトル系のソーシャルゲームに天井が見えてきたので新たな収益エンジンとなるネイティブアプリを開発してお金を稼ごう、という至極当たり前の戦略に打って出るようです。

結論を言うと、Kuma the Bear戦略自体は不調。うまくいってないと思います。コロプラ自体は不調とは言わないまでも確固たる強みや勝ちパターンを見出だせている訳ではないので、市場で評価されているほど好調とは言いづらいというのが正直なところではないでしょうか。『魔法使いと黒猫のウィズ』をヒットとして投資家の方々は評価しているのかもしれませんが、今後の運用等も含めると『魔法使いと黒猫のウィズ』自体はさほど大きな利益をあげるアプリには育たない可能性もあるので、現時点では様子見が適切なスタンスだと思います。



今後コロプラが大きく伸びてくるとすれば、ユーザーの受け皿として『魔法使いと黒猫のウィズ』レベルの(リッチだけれども誰でも楽しめるターゲット層が広めな)ネイティブゲームアプリを半年に1~2本ペースでコンスタントにつくり、Kuma the Bearと同様の思想でそこユーザーを貯め、それらのユーザーを新たな収益エンジンといえるゲームに流しこむ、という新Kuma the Bear戦略あらため『黒猫戦略』を巧くまわせた時ではないでしょうか?

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